当事務所は、交通事故後遺障害等級認定に特化し、キャリア20年以上の行政書士、国立病院出身、元厚生労働技官専門スタッフが適正な等級獲得の支援を行います。
営業時間 | 月〜金 8:30〜19:00 |
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FAX | 0942-33-4058 |
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H26.11.10
先日、頚椎捻挫及び腰椎捻挫の方が、異議申立により併合14級の認定が出ました。
この方の事故は、青信号の交差点を車で直進中に右折してきたトラックと衝突したもので、頚椎捻挫・腰椎捻挫以外にも、肋骨の骨折や足の指の骨折も生じるほどのものでした。
後遺障害の診断時においては骨折した箇所に関する自覚症状及び他覚的所見がなかったため、後遺障害の申請においては、頚椎捻挫と腰椎捻挫に関するものに絞られました。
最初の被害者請求時においては、後遺障害診断書に可能な限り、依頼者の訴える内容を記載してもらい、MRIの画像所見も添付いたしておりましたが、結果は非該当でした。
そこで、当事務所では、新たに病院のカルテや医学的な資料等、様々な立証資料をもとに異議申立を行いました。
この方の異議申立において、重要なポイントだったのは、異議申立後、調査事務所から出された医療照会に対して、適切な対応ができたことです。
医療照会とは、調査事務所や保険会社が事故によって受傷した患者のことを症状や検査結果、治療内容等を病院側に質問する内容になっていますが、けがの内容によって、照会内容は異なります。
この医療照会の内容によっては、後遺障害が認定されるか否かの帰趨を左右する重要資料となります。しかし、多忙な医師に対して書面のみにおいてなされるため十分な回答が得られないことが多々あります。また、後遺障害の認定を左右する重要な医療照会に対し、医師が、安易に「異常なし」と記載したり、自覚症状や検査結果等の記載ミスや記載漏れがあることも多々あります。
そのため、調査事務所や保険会社に対し、医療照会の書類が返送される前に、内容を確認し、カルテや診断書等に基づいて、的確に記載してあるか、記載ミスや記載漏れがないかを確認する必要があります。
ただ、そのためには、どのような照会が来るのかを事前に想定した上で、病院側の記載ミスや記載漏れがあった場合にカルテ等をもとに、具体的に指摘する準備をしておくことが必要になります。
今回の依頼者の場合には、事前にカルテ等の開示を受け、また想定される医療照会の内容を把握しておりましたので、病院側から書類を調査事務所に返送される前に内容を把握し、適切に医療照会に対応することができました。
これにより、症状の一貫性等が認められ、頚と腰の症状について14級9号の認定を得ることができました。
当事務所では、初回請求だけでなく、異議申立の方からの依頼も多数受けております。
一度、申請し、非該当の結果が出た方でも異議申立が可能かどうかについても適切に判断いたします。
非該当の結果について問い合わせをしたい方もお気軽に当事務所までお問い合わせください。
H26.11.14
交通事故の相談は、なぜか一つの傷病名が集中することがあります。ここ最近の交通事故の相談においては、半月板損傷の方のご相談を受けることが多くなりましたので、半月板損傷に関する私の経験についてお話したいと思います。
膝関節には、関節を支え、前後左右のズレを防止している靭帯の他に、関節の動きをなめらかにし、クッションの役目を果たしている半月板という組織があります。
半月板損傷と診断された方の事故の態様としては、最近3件は、歩行中に側面方向から車にぶつけられたというものでした。
半月板損傷の症状としては、膝の痛み、腫脹、嵌頓、膝くずれなどがあります。
半月板損傷に対する検査としては、➀MCMurrayテスト、②Aplayテストといったものが挙げられますが、どちらのテストも偽陽性となることも多いため、確定診断のためには、画像による検査が必須であると考えます。
画像診断においては、単純X線検査では、新鮮例ではほぼ正常となるため、診断のためにはMRIによる画像診断が重要です。
半月板損傷と診断された依頼者の方々の後遺障害の認定を困難にしている要因は、半月板を損傷した依頼者の多くが、他の部位の骨折などの傷病の治療に重点を置かれ、膝については、単純に打撲で処理されていたり、膝のレントゲンやMRIを撮っていたとしても、膝の専門医でなかったために、半月板損傷を見抜くことができなかったりしたため、確定診断が遅れ、因果関係を否定されるというものです。
また、痛みや可動域の制限を立証する検査を受けていなかったことにより、後遺障害が認められなかったり、適切な等級認定が行われなかったということもあります。
後遺障害がしっかりと認定されるためには、半月板損傷の程度や症状の内容を立証するための検査を行う必要があります。また、半月板損傷する方の場合、膝の靭帯損傷も生じていることも多々あり、そのための検査も合わさると必要な検査を熟知している専門家のサポートが必要となることが多いと思われます。
半月板の損傷については、特にそのことが言えると思われます。
事故後しばらく経過しても、膝の痛みが引かない方で膝の打撲や挫傷、内障という診断名がついている方は、早期に膝の専門医を受診したり、MRIによる画像診断を受けることをオススメいたします。
また、事故当初の方で膝に痛みがある方は少なくとも、レントゲンは撮っておくこともオススメいたします。
後遺障害についてご相談されたい方は是非一度当事務所までお問い合わせください。
出典
『アトラス 骨 関節画像診断 3 外傷』
P167 図の2 半月板の各種損傷携形態とその関節鏡写真
H26.11.19
明日、11月20日は、久留米市にある「くるめりあ六ツ門 6F」にて交通事故無料相談会を開催いたします。
開催時間は、10:10~15:00までを予定しております。
毎回、新規の相談者の方々もおり、この相談会も定着してきたのではないかと思っております。
交通事故の相談者の多くは、
①. 交通事故の手続きはどのように進むのか?
②. 保険金の請求手続きはどのようにしたらいいのか?保険会社の言う手続きでいいのか??
③. 保険会社から送付されてきた書類の意味について?
④. 治療はどのように進めたらいいのか?治療の打ち切りを保険会社から言われた際はどのようにしたらいいのか??
⑤. 業務中の事故の場合、労災との関わりはどのようになるのか?
⑥. 後遺障害の申請はどのようにしたらいいのか?そのために必要な検査は??
⑦. 後遺障害を申請したが、非該当だったため、異議申立はできるのか?そのために必要な書類は??
⑧. 後遺障害の申請をし、等級が認定されたが、その等級認定が妥当かどうか?
など、様々な疑問や不安があります。
これらの疑問を解消することなく、交通事故の相手方の保険会社の言うがままになっていると、満足・納得のいく解決ができないことも多々あります。
なぜなら、保険会社は可能な限り保険金の支出を少なくしたいと考えているからです。
交通事故による被害に遭われた方で、何か一つでも疑問や不安がある場合、こちらの相談会に来られてみてはいかがでしょうか?
一旦立ち止まり、冷静に判断するきっかけになれればと思っております。
こちらの相談会は何回来られても無料です。
相談時間や相談員の数に限りがあるため、基本的に予約制となっております。
現在も多くの方にご予約をいただいておりますが、時間によってはまだご予約が可能です。
ご予約は、0942-37-7570までお願い申し上げます。
また、今年のその他の相談会は12月4日と12月18日となっております。
こちらのご予約も受け付けておりますので、お気軽にお電話ください。
H26.11.24
交通事故に遭われた場合、それが物損事故であれ、人身事故であれ警察による事故の実況見分が行われます。
実況見分は、その交通事故がどこで、どのように行ったのか、実況見分に立ち会った人の主観的な事情と道路状況、道幅、信号や標識の有無などの客観的な事情などの様々なことが記載されます。
この警察により作成される『実況見分調書』が重要なのは、事故の内容を客観的に記した書類として、過失割合を決める重要な要素となり得るからです。
過失割合がどのようになるのかは、賠償金の額にも大きく影響します。
よって、警察による実況見分には必ず立ち会い、ご自身の主張を必ず記載してもらうようにすることをおススメいたします。
また、実況見分によって、全てが記録されるということありません。
警察から、軽い事故だと思われると、事故現場や事故車両の写真が、実況見分調書の開示の手続きを行っても出てこないことが多くあります。
特に、事故による衝撃の程度等を立証する上で、事故車両の写真は重要な証拠の一つとなります。
そのため、事故車両や事故現場の写真などは、可能であれば、ご自身で撮影しておくことを強くオススメいたします。
来週の12月4日(木曜)は無料相談会です。
H26.11.27
来週の12月4日は久留米のくるめりあ六ツ門にて無料相談会を開催いたします。
くるめりあ六ツ門での交通事故に関する無料相談会も多くの方々に認知していただけるようになりました。
こちらの無料相談会では、交通事故に関するものであれば、どんな些細なご相談にも応じます。
無料相談会での相談の中で最も多いご相談は、交通事故に関する手続きの進め方です。
例えば、
①. 休業損害・慰謝料はどのぐらいになるのか?請求をするのにどういった書類を揃えればよいのか?
②. 治療費の打ち切りに対してはどのように対処すればよいのか?
③. 健康保険で通院ができるのか?
④. 保険会社から書類が送付されてきたが、その書類の意味は?提出すべきなのか?
⑤. 自賠責保険への請求の仕方は?
⑥. 後遺障害診断書を病院に書いてもらうタイミングは?何を書いてもらえばいいのか?
様々なものが挙げられます。
交通事故でケガをされた方自身やご家族の方にとって、交通事故に関する手続きを行ったり、保険会社に対応したりすることは、初めての方が多いため、どのように進めたりしたらいいのかわからない方が多いです。
また、過去に交通事故に遭われた方で手続きを知っているという方の多くに、手続き等について、誤解を持っている方々も多いです。
疑問や誤解をそのままにしおくと、相手に請求できるものができなかったり、請求できる額が低くなったりするなど、交通事故の解決に大きな影響を及ぼすことがあります。
もうすぐ師走に入り、お忙しい時期とは思いますが、新たな新年を迎える前に、疑問や誤解を解き、交通事故の解決までの道筋をつけておくと良いのではないでしょうか?
無料相談会は予約制となっております。
お時間が空いてる場合であれば、飛び込みの相談者も対応が可能ですが、相談者や時間に限りがあるため、対応できない場合もございます。
また、相談の内容によってはご準備いただきたい書類もございます。
有意な相談を行うためにもご予約をすることをおススメいたします。
初回無料相談実施中 (予約制) 無料相談会の詳細はこちら
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(相談受付:9:00~18:00)
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